令和四年4月のよもやま話(魚施餓鬼法要のおはなし)

こんにちは、黒門市場です。
あっという間に4月になりました。
気がつけば桜も葉桜になりつつあります。
年末が一昨日くらいのような気がするのですが私だけでしょうか?

今月のよもやま話では、先日行われました魚施餓鬼法要についてお話したいと思います。
そもそも魚施餓鬼法要ってご存知ですか?
毎年、四天王寺さんにある魚籃観音像の下執り行われているお魚を供養する法要です。
黒門市場振興組合に加盟しているお魚屋さんが加盟している大阪市南水産物組合と梅田地区魚組合が主催しています。

https://minami-suisan.osaka/

施餓鬼法要を主催している南水産物組合ホームページを見てみましょう。

私たちは知らず知らずのうちに日々殺生をして過ごしています。仕事はもちろん、食事で魚などの命を頂いているからこそ、つつがなく生活ができると考えます。このことに感謝し、魚介類の供養と海上安全、徐毒、無病息災を祈願します。 そして魚屋の「海の恵みに対する報謝、感謝する気持ちとお魚をおいしく、安全に届けたい」という心が込められています。 法要後は極楽浄土を表す「極楽浄土の庭」その境内にある池に、今まで命を頂いたお魚に「現世にまた蘇ってほしい」その想いで参列者一人、一人が境内の池に鯉を放流して、魚資源の豊漁を祈願いたします。

https://minami-suisan.osaka/

私たちの命は色々な動植物の命をいただくことによってなり立っています。
生きていくために「命」をいただいていることを忘れずに、毎日の生活に励んでいきたいですね。

令和2年11月に魚籃観音像の改修が終了し、綺麗になっています。
最後に南水産物組合が作った魚施餓鬼法要の動画をつけておきます。
四天王寺さんにお参りの際は、魚籃観音像も合わせてお参りしてはいかかでしょうか。