皮が柔らかく、その名の如く、絞れば水が出るほどに、豊富に水分を含む、漬物に最適な茄子とされる大阪府産、水なす漬け、本格的なシーズンを迎えています。

水なすは、江戸時代初期から、泉州地域で栽培され、泉州の農家では、夏の豊作業で渇いたのどをうるおすために、水の代わりに水なすを食べていたとも言われています。とてもジューシーで浅漬けにすると最高です。

<水なす一夜漬け/ぬか床の作り方>

ぬか1kgに対して水1rを軟らかくぬって、塩200gとまぜる。さびた古くぎを5~6本布で包み、糸をかけたものを中に2~3個入れておく。

<水なす一夜漬け/漬け方>

  1. 水なすに塩を優しくすりつける。
  2. よくまぜたぬか床に1を入れる。
  3. 夕方漬けて、翌朝出すと丁度よい。

※食べ方

昔から包丁で切るよりも、手で縦に大きくさいて食べるとよいと言われています。